ダブルケアって言葉、実は今日知りました。
介護と育児を同時に担うことだそうです。
えっ?我が家のことやん( ;∀;)
ずーっと他人事だと思ってた、「8050問題」
気づいたら、我が家はダブルケアの渦中にいました。
ダブルケアとは?
ダブルケアの辛いことや、対策についてまとめてみました。
こんな方におすすめ
- 晩婚、高齢出産の方
- 高齢の両親や、配偶者がいる方
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ダブルケアとは?限界になる前に気づいて欲しい
初婚年齢や出産年齢が上昇し,育児世代の平均年齢が上昇する中,1人で育児と介護の二つのケアを同時に担う,いわゆる「ダブルケア」問題が社会的関心を集めるようになっている。
はい。まさしく、我が家はダブルケア真っ只中です。
結婚当初は、主人の両親は高齢施設に入所していて、たまに顔を見せにいくくらいでした。
わたしの母は70歳になったところ。
まだまだ現役で働いてたし、体も丈夫で病気知らずでした。
全く、老後の心配なんてサラサラなかったんです。
その後も育児に追われつつ、職場復帰もし、なんとか共働きで日々慌ただしく暮らしてきました。
しかも、家も新築したりで目まぐるしい日々。
あっという間に13年。
長男も無事中学生になりましたが、まだまだ小学生もいるし、手が抜ける状態ではありません。
が、気がつけば実母が認知症になってました。
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ダブルケア辛いのは、どういうところ?
育児中で共働き家庭が増える中、時間て本当にカツカツなんですよね。
子どもが小さい時は、保育園に預けて働けても、帰ってきたら次の日の朝のことを考えて逆算して晩御飯やら、お風呂入れ、寝かしつけと一気に動きます。
小学生なら、さらに宿題のチェック、学校からのお知らせプリントのチェックも加わり、あっという間に次の日が始まる。
中学生になれば、時間の余裕もと思われますが、塾の送迎や、朝のお弁当の用意などまだまだ手がかかるのが現実。
そんな慌ただしい日々の中で、親が介護が必要な状況になったら。
息つく暇もありません。
一日のルーティンが音を立てて崩れていきます。
子ども優先で組んできた予定も、見直しが必要です。
認知症を発症したなら、思ってもみないアクシデントが起きることもあります。
ダブルケアの限界をどう乗り切る?その対策
まず、育児に関して高齢の親を頼らないといけない状態にならないよう、夫婦で協力できる体制を整えておくことが大事。
高齢の親は、どんなに健康で元気いっぱいでも、老いは突然やってきます。
感染症であったり、悪性腫瘍が見つかったり、何がきっかけになるかはわかりません。
同居していても、別居であっても、どちらも自己完結で生活できる基盤を整えておくと、後々慌てなくてすみます。
認知症も、進み方は人それぞれですが、転倒して骨折入院がきっかけで、症状が進む方は意外と多いです。
晩婚、高齢出産した私たちは、常にダブルケアのリスクを考えて手を打っておくことが、親子それぞれの負担軽減につながります。
健康診断は毎年受けるようにする
市町村で毎年受けれる健康診断は、成人病のチェックとともに、認知症の簡単なチェックもしてもらえます。
ぜひ、受診してもらいましょう。
かかりつけ医を持つことも大事
いざ、介護保険を使って介護サービスを受けたいと思っても、介護認定を受けないと利用できません。(認定が下りる前にサービスを利用することは可能)
日頃から、かかりつけのお医者さんがあれば、介護申請の時必要になる「主治医意見書」をスムーズに依頼することができます。
普段の様子を知っていてもらうと、いざという時にどれくらい困っているかなど、詳しく記載してもらえます。
地域包括支援センターを調べておく
ダブルケアの一番の頼りは、なんといっても介護サービスをうまく使うことだと思います。
我が家も、母の認知症発覚から、介護申請を迅速に手続きをしてもらい随分助けられています。
いつ、介護が必要になるかはわかりません。
それが明日かもしれないし、10年後かもしれない。
でも、万全を期して準備しておくのは大事です。
親の住んでいる地域の「地域包括センター」については、調べておき、少しでも心配な様子が見えたら連絡をとっておくことで、いざという時にスムーズに話が進みます。
兄弟間で今後のことは相談しておく
同居でも、別居でも、兄弟がいるのなら今後の親の介護については話し合っておくことをおススメします。
親の年金収入がこれくらいある、とか預貯金はこれくらいある、などの経済的なことは明確にしておかないと、いざ介護サービスを利用することになったら、思った以上の出費に驚くことがあります。
もちろん、介護サービス業者によっても保険外のサービス利用がどのくらいかで、大なり小なり負担が変わってきます。
ある程度、1か月にこれくらいまでという予算は決めておいた方がいいです。
仲の良かった兄弟が、親の介護の負担が原因で仲が悪くなるなんてことも、たまに聞きます。
実際に面倒を見る人、経済面で支援する人など、色々な事情があると思いますが、ダブルケアで心身ともに疲弊しちゃうと話し合うこともしんどくなっちゃうのですが、そこはキチンと事情を説明して兄弟間で助け合える関係を築いていくことで、気持ちは楽になります。
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まとめ
晩婚化が進み、さらに加速する高齢化の波。
ダブルケアの現実に、戸惑うことも多々あります。
今後、様々な行政サービスについても調べていく必要があるなと実感しています。
介護サービスもうまく利用しながら、ダブルケアの時代を乗り越えていきたいですね。
ポイント
- 年に一度の健康診断
- かかりつけ医をもつ
- 地域包括支援センターを確認
- 兄弟間で早めに話し合う