実母同居

実母と同居ストレス、実は認知症を発症していたことが原因でした!その兆候と対処は?

2022年3月13日

実母と同居して、4年。

日に日に同居ストレスが大きくなりました。

過去記事→実母が嫌いということは、いけないことなのか?同居娘の本音

単なる同居ストレスと思いきや、その原因は母の認知症だった!

ついに、思春期の子どもたちを育てながらの、介護生活が始まりました。

高齢出産のあるあるパターンですね。

毎日、修羅場ですが少し前向きな対応を発見したので、ちょこっとブログに書かせていただきます。

 

この記事でお伝えすること

  • 同居ストレスの原因、母の認知症に気づいた兆候
  • 認知症の検査を受けるタイミング
  • 認知症母との同居ストレスを回避する作戦

 

 

実母と同居のストレスの原因は認知症かもと思い始めたきっかけ

新居を建て、実母と同居するようになり4年が過ぎました。

結婚するまでもずっと同居してたので、新居を建てて同居してもそんなに違和感はないと思っていました。

家事も手伝ってもらえるし、楽できるとプラスしかないと気楽なスタートだったのですが・・・

実際に生活してみると、キッチンの共有ではかなり大きなストレスとなっていきました。

参考記事→実母との同居は、ストレスだらけ?サザエはツライよ。

スポンジの使い方、冷蔵庫への食糧のしまい方などなど、些細なことがどんどんストレスとなって積み重なっていきます。

そして、何度か注意しても説明しても、母の我流でキッチンも冷蔵庫も占領されていきます。

最初は「我」が強くなったのは歳のせいだと思ってました。

実母に感じ始めた違和感は大きなストレスに

歳を重ねた分だけ、自分の流儀というか変えられないということは多々ありますよね。

だけど、ちょっと違和感がある。

うまく説明できないのだけど、話が通じない感じ。

「冷蔵庫に同じような食品を詰め込まないでね。
電気代もモッタイナイし、使い忘れて傷んじゃうしね。」

と説明しても、

「このヨーグルト安かったのよ!卵も、無いと思ったから」と最初は言い訳をどんどんしてきます。

でも、安くても2個も3個も入れられるとギューギューになっちゃうし、困ります。

「うんうん、わかった!」と言ってても、次の日にはまたブロッコリーが野菜室に大量に・・・。

もう、嫌がらせなんじゃないか?と思えるほど。

これ、既に認知症の始まりでした。

もちろん、すべての高齢者の方のこだわりが即、認知症に繋がるわけじゃないです。

うちの母の場合は、食べるモノへのこだわりが、物凄く強くなっていたんです。

実母の強いこだわりと日々消えていく固有名詞

例えば、朝ごはんには、目玉焼きとチーズトースト、ブロッコリー、ミニトマト、コーヒー、ヨーグルトを毎日食べないと気が収まらない。

365日、欠かさずです。

たまには、和食で白米と味噌汁と焼き魚でも・・というわけにはいきません。

朝起きて、パンが切れてたらそのままバスに飛び乗って買いにいくレベルで、決まったメニューじゃないとダメです。

そんなに朝早くから(たまに夜中に気づいて出ようとする時も)買い物に行くとかやめてと止めようものなら、鬼の形相で振り切っていきます。

決まったルーティンを邪魔されることを異様に嫌がる。

また、晩御飯の時。

「これは、何のお肉?」と、たずねられることが増えました。

最初は、安い胸肉に対して鶏の胸肉に対して嫌味を言われてると思ってましたが、どうやら本気で何のお肉かわからない様子。

ある時は、かつおのタタキを出すと、「これは、魚?」とたずねられました。

どんどん、モノの名前がわからなくなってきました。

実母を認知症専門外来に連れていく

この辺りで、認知症専門外来のある大学病院に予約をとりました。

同居してなければ、わからない違和感だと思います。

だって、外出する時は髪型をピシっと整えて、メイクもばっちりでバスに乗って移動もできるんですから。

近所の人も、知り合いも、誰にも認知症を疑われることはありませんでした。

離れて暮らす、弟ももちろん気づいていませんでした。

でも、同居している私たち家族(夫と子供たち)には、どんどん状態が悪くなる母の様子に認知症を疑う余地はありません。

幸い、専門外来に空きが出たところだったので、1か月も待たずに初診日が決まりました。

うちの母の場合は、出歩くことが大好きで新しいところに行くことにも好奇心の方が勝つようで、大きな病院で詳しい検査をしてもらうことには抵抗なく連れて行くことが出来ました。

母自身は、もしかしたら自分は正常なのを証明してやろうという気持ちだったかもしれません。

ちなみに、かかりつけ医でやる簡単な認知症検査はこの時点ではほぼクリアしてました。(長谷川式テスト)

数字へのこだわりとかは強くて、長谷川式だけでは異常なしレベルです。

さすが大学病院の専門外来は、そんな小手先のテストではありません(笑)

半日かけて、頭の先から足の先まで検査をしてくれます。

心理テスト、血液検査、心電図、手足の動き、脳のMRI等。

そして半月後に、結果を聴くために再度受診しました。

実母の認知症は前頭側頭型認知症と診断される

実は、わが夫は、同居して数年後には、母の状態がこの前頭側頭型認知症に近いんじゃないかと言ってたんです。

別に医療関係者ではなく、単なる医療系ドラマオタクな夫。

なかなか鋭い洞察。

アルツハイマー型認知症や、レビー小体型認知症などがメジャーな認知症なのですが、少数派に前頭側頭型認知症という認知症があるんです。

詳しくは、こちらのサイトがよくわかるので参考にどうぞ

実母の認知症発覚から同居ストレス解消の方法を探す

前頭側頭型認知症という診断は、母本人も一緒に説明を受けました。

本人は、「へー!!」という感じで、疑心暗鬼。

目の前のMRIの画像を診ても、よくわかってません。

どこか他人事のように、聞いてます。

本人的には、今のところ困ってることは無いんですよね。

困っているのは、同居している私たち家族だけなんですから。

でも、ちゃんと診断してもらったから、それなりに勉強しつつ対策も考えていけます。

まずは、介護保険を申請しました。

認知症の実母との同居ストレス解消策、その1

介護保険を利用して、通所デイサービスを利用することにしました。

外出大好きな母は、1日中家にいることはほぼないのですが、それはそれで心配は尽きません。

金銭管理ができないので、お金がどんどん消えていきます。

スーパーに行っては、大量にモノを買い込んできちゃうのを防ぐためにも週数回のデイサービスは必須。

介護認定が「要介護1」と通った時には、周囲の方々は驚いていました。

そんなに認知症が進んでいるとは思われてなかったのです。

でも、おかげで週4日はデイサービスに通えることになりました。

祝日も関係なく、週4日通えるので日中や、長期休暇の時に思春期の長男と顔を合わせて喧嘩になることも減ります。

前頭側頭型認知症の母は、思いついたことをそのまま口に出しちゃったり、相手の反応お構いなしに喋るので、微妙な年頃の長男やナイーブな末っ子にとってはよくトラブルになってました。

私にとっても、母が安全な施設でちゃんと食事をとって、楽しく過ごせてることと、家に居てずっとしゃべり続けられることから解放されるといのは最高の時間です。

でも、週3の在宅時の対応は課題でした。

認知症の実母との同居ストレス解消策、その2

認知症について、知識を深めようと本を読みました。
何か救いを求めるような、必死さで読み漁ってました。

職場にも、認知症に関する資料は色々とあるのですが、今まで患者さんとして接するのと、実際に家族が認知症になるのでは知りたい内容も違ってきます。

読んでみて参考になったり、気持ちが変わった本を紹介します。

実践にピッタリな本

具体的な言葉の掛け方を教えてくれてて、なるほど!と思えた。
すごく参考になりました。

当事者側の見え方を知れる本

Twitterのタイムラインで流れてきて、思わずポチリ。
認知症になった人の見える、感じる世界をユニークなイラストなどで描いてくれてて、子どもたちも一緒に読みました。

切なくて悲しくて、そして優しくなろうと思えた本

現役でケアマネされてた作者のデビュー作で、すばる賞を受賞された小説。
現場を知ってるからこその、認知症の主人公の気持ちがリアルに伝わってくる作品。
もう、これは介護に携わる方みんなに読んで欲しい。

実際に、会う人会う人に勧めてます。
必死で生きてきた高齢者を大事にしようと思えた一冊です。

 

認知症の実母との同居ストレス解消策、その3

前頭側頭型認知症について調べてて、前述のサイトで紹介されていた「ルーチン化療法」という療法を知りました。

毎日、新聞記事をノートに書き写すのも良いでしょう。こうした言語療法が一種のルーチン化療法として気分の安定に役立つこともあり、意味性認知症の進行を遅らせる効果があるのではと期待しています。

引用:なかまぁる「前頭側頭型認知症を専門医が徹底解説」より

これだ!と思い、早速ノートを用意して、毎日新聞のコラム欄を書写することを勧めてみました。

元々、書道を習っていて、文字を書くことが好きだったので、抵抗なく書き写す作業を始めました。

でも、時々「なんでこんなんするん?」と聞くので

「脳にとってもいいんだって!漢字も思い出せるしね!」というと、喜んで書写作業しています。

手持無沙汰になると、子どもたちにちょっかい出したり、料理中の私の後ろをチョロチョロするので、ここぞという時に「今日はもう新聞の書き取り終わった?」と、小学生に宿題を終わったか確認するように声を掛けてます。

すると、1週間くらいは「何のこと?」とすっかり作業を忘れていたのですが、だんだんルーチン化されてきたようで、ハっとしてノートを出してきて作業を開始します。

だいたい1時間くらいかけて、ノートにびっしり書き写していますが、かなり集中して作業するので物凄く静かになるし、心も安定してるような感じです。

絵を描くことも好きだったので、今後はそちらも何か用意できたらいいなと思ってます。

 

まとめ

実母と同居してからのストレスはかなり大きかったですが、同居してたからこそ早めに気づけた認知症の症状。

もし、同居してなければもっと症状が進んでトラブルが大きくなってから気づくことになったかもしれません。

前頭側頭型認知症と診断され、特効薬や治療薬もない現状ですが、ストレスの原因は単なる親子関係だけではないということは救いがあります。

ストレス回避策としては、

  • うまく介護保険を利用する
  • 当人に集中して取り組める作業を与える

ということを発見しました。
今後はさらに症状が進行すれば、ショートステイや施設入所も考えていかなければいけないなと思っています。
うまく情報の取捨選択をしながら、介護する側もされる側もストレスフリーな環境を目指していきたいです。

 

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  • この記事を書いた人

natsu

夫と子ども3人(幼稚園、小学生)、実母、猫と暮らしている40代後半主婦の『natsu』です。 小さな診療所で、医療事務パートに勤しんでます。 詳しいプロフィールはこちらから

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