広告 発達性協調運動障害

発達性協調運動障害とは?|長男が下校途中に転倒してケガをした理由

2017年3月22日

長男が、下校途中に転倒し、オデコと膝を擦りむいて帰ってきました。
小学生の日常的には、よくあることもかもしれませんが、
手をケガすることもなく、オデコを擦りむいて(眼鏡の鼻の付け根もケガ)しまうこけ方は、
ちょっと、普通ではない転倒の仕方です(;´・ω・)
幼稚園の頃から、よく転倒してきたのには理由がありました。

よく転倒する我が子の原因は、ADHDだけではなかった

最近の子どもは、転倒時に手をつくことができないと言われることもありますが、小学校2年生ともなれば、そうそうオデコからダイビングすることもないかと思います(^^;)

少し前にもチラっと書いてますが、長男はいわゆるグレーゾーンな子で、AD/HD(注意欠如・多動性障害)の傾向がややあり、小児神経内科の専門医に3か月に一度の割合で通院アドバイスをいただいてきました。

アドバイスの具体的な内容としては、専門的な角度から子どもの特徴や性質について教えていただいたり、トラブル時の言葉かけの仕方や学校への対応を丁寧に指導してくださいました。

特に重要視されてたのは、子どもの自己肯定観を養うという点でした。子どもの心を安定させることで、苦手なことへの取り組みも意欲的になれるというようなお話で、障害があるないに限らず育児していくうえで、とても大事なことを学ばせていただいています。

我が子ながら、思った以上に繊細なことをワタシ自身が理解できていない部分もあり、アドバイスを受ける中で、段々と長男も落ち着きを見せるようになってきました。

親の心が安定すると、子どもの心も安定するんですね(*''▽'')

運動発達面で気になることが・・・

そんな中、彼の運動面にどうしても気になる点が多く、

例えば、

階段の上り下りが危なっかしい
エスカレーターの降りる方はタイミングを取りにくい
両足揃えてのジャンプが難しい
ケンケンパーが苦手
体操、ダンスは、お手本を見ながら同じ動きをすることがかなり困難
あちこちで、よくぶつかる、こける
紐が結べない
ゴハンをよくこぼす
文字をマス目におさめることが困難

などなど

幼稚園の頃なら、まだ苦手なのかな?くらいで済んでたのですが、小学校2年生にもなると少し目立ってきました。

エスカレーターで股裂きになりかける事件

エスカレーターで降りるときに、うっかり私が先に降りてしまった時は、大変でした。

片足乗せて、反対の足をもってくるタイミングがわからず股裂きになりかけたことのある長男は、手を繋いで「せーの」でないとエスカレーターに乗れないので、置いてけぼりです。

ワンフロア降りてから、もう一度戻って、一緒に降りました(^^;)
「ちょっとドン臭い子」で終わらせそうですが、
ドン臭いレベルとは、少し動き方が違うんです。

ここら辺は、親のカンと専門医による診断テストによる判断でしか、説明できない感覚なのですが、2人目、3人目と産み育ててるなかで、もしかして?が、やっぱり!に変わってきました。

そんな、鈍くさいレベルを超える長男くん。
ほんと、学校でよくがんばってるよなぁと感心します。

学校への対応について

様々不器用な面があるのですが、決してふざけてるわけではなく、本人はかなり努力をしています。
そこが、周囲の友達や先生の評価を得ているところなんでしょう。

学校には、ADHD傾向については何も伝えていません。担当医の助言により、そこまで重度でもないので、敢えて先入観を持たれないようカミングアウトは控えています。

ちなみに成績は、普通の上くらいです。

文字が汚くて自分でも読めないくらいなのに、先生はそこを問い詰めることなく、解読してくれて、テストをみてくれてます(涙)

縄跳びも、あんまり上手に跳ぶことはできなくても、一生懸命さを評価してくれてます。良い先生に担任してもらえて、本当にラッキーでした。

担当医の先生のアドバイスもあり、本人の自己肯定観もなかなか素晴らしくw
なんでも前向きにチャレンジしてきました。

「発達性協調運動障害」ということを知ったきっかけ

長男の「注意欠如」があるからだけでは、なんとも納得できない運動面(文字を書いたり、絵を描いたりする細かな作業も含む)の運動機能の困難具合に、もやもやした日々でしたが、

ある日、たまたまネットでこのような記事を発見しました!

「靴ひもがうまく結べない」「つまずくものがないのに、よく転ぶ」など、人並み外れて不器用な子ども、極端に運動の苦手な子どもが小学校のクラスに数人はいます。これまでは、過保護な育て方や運動不足、練習不足が原因だと思われたり、理由がわからないまま対応に苦慮されたりしていましたが、実は、このような子どもたちは、発達障害のひとつである「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」である可能性が知られるようになりました。

NHKハートネットTV「発達性協調運動障害 第1回 不器用な子どもは発達障害の可能性が」より

「発達性協調運動障害」と診断される

初めて目にする名称でした。
内容を読めば、なるほど!うちの子にぴったりだ!
ということで、早速かかりつけの小児神経内科の先生に相談しました。

そこで、運動機能のリハビリができる医療機関を紹介していただくことになりました。
早速、予約を入れようと電話したところ、

早くて半年待ち。

公共の療育機関がパンク状態なのは知っていましたが、民間の小児リハビリも、ものすごい混雑状況でした。
そんな、小児リハビリの専門医療機関でしたが、今年の1月にようやく初診の予約がとれて、早速、リハビリをしていただけることになりました。

そして初診を受けた結果、「発達性協調運動障害」という診断がつきました。

弱視のせいかなぁ?とか、公園にあまり連れて行かなかったから・・・とか、高齢育児だから運動不足なんだとか。
色々と悩んできましたが、違ったようです。

育て方のせいではなかった!

いくら、本人にやる気があって、運動大好きで、絵を描くことが大好きで、作文だって大好きで、でも、思うように手が動かない。足が動かない。体が思ってる方向に動かない。

本人の努力を受け止めてもらえずに、「うつ障害」などの二次障害を引き起こすこともあります。

もっと、もっと、認知度が広がれば、いいのになぁと思いますが。
如何せん、受け入れ医療機関、児童福祉センター、療育機関が、パンク状態でアップアップしてます。

この悪循環、どうにかしてほしい。

少子化な世の中。

少しでも多くの子どもたちが、生き生きと、個々の個性を発揮して
生きやすい世の中になれば、もっと活躍できる人材がたくさん輩出されるだろうに。

「発達性協調運動障害」について、今後リハビリの様子や、成果など、追々アップしていきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

発達性協調運動障害のリハビリの様子は、こちらの記事で紹介しています。

発達性協調運動障害の作業療法(リハビリ)は、こんな様子です

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発達性協調運動障害で小児リハビリに通った日々の振り返り

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小児リハビリ専門クリニックで勧められた本です。
発達障害児の育児の参考になりますよ。

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  • この記事を書いた人

natsu

夫と子ども3人(小学生、中学生)、実母(老健入所できた!)と暮らす40代後半主婦の『natsu』です。 小さな診療所で、受付事務員やってます。 詳しいプロフィールはこちらから

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