広告 無痛分娩のこと

高齢出産だから無痛分娩にした体験とメリット・デメリットをお伝えします

2017年4月26日

高齢出産の初産37歳から3人の出産で無痛分娩を選びました。

近年、だいぶメジャーになりつつある無痛分娩ですが、まだまだ不安な声や周囲の無理解に無痛をあきらめる方もいるとか。

私は、3人の子どもを無痛分娩を希望して専門のクリニックを必死で探しました。
無痛分娩は安心できる医療機関ならば、高齢出産に最適な分娩方法だと思います。
高齢出産なら特におすすめなのか、その理由と自身の無痛分娩体験をご紹介します。

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高齢出産で無痛分娩を選択した理由

上2人は無痛分娩(硬膜外鎮痛分娩)ですが、末っ子は無痛分娩の予定からの緊急帝王切開です。
緊急帝王切開ですが、硬膜外麻酔は受けてます。

たまに無痛分娩の自己のニュースも流れますが、無痛じゃなくても分娩には常に危険が伴います。

私は、専門家ではないので、無痛分娩経験者としての感想を書かせていただきます。

まず、私が無痛分娩を希望したのは、出産に対する恐怖心が大きかったからです。

natsu
ワタシ、結構な、痛がりの怖がりなんです。。。

たまたま、独身時代に「無痛分娩」の存在を知ってから、もし結婚して出産するときは「無痛分娩」のできる産婦人科で出産しようと、心に決めていました(`・ω・´)

結果的には、高齢出産ということもあり、無痛分娩にして本当によかったというのが家族一同の感想です。

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無痛分娩のクリニックの選び方、ポイント

そして、無事第一子の妊娠が判明した時に、色々と無痛分娩のできる産科をインターネットで調べたうえで、市内にある「無痛分娩」のパイオニアと言われている個人の産科クリニックを受診しました。

natsu
最初の受診(妊娠初期)で、出産する病院を決める必要はないのよ

受付や、待合にいる患者さんの雰囲気、診察室の中の清潔感など、自分の目で確認。
何よりも医師の診察に信頼をもてるかどうかが大事ですよね。

出産って、お母さんも、赤ちゃんも命がけの大事業です。

私が決めた産科は、出産までの9か月の検診も、出産してからのフォローも万全で安心できる産科クリニックでした。

無痛分娩についても、丁寧な説明があり、リスクについても十分な説明がありました。

無痛分娩のメリットや、体験談

私がお世話になった産科クリニックでは、単に出産時の痛みを取ることだけが目的ではなく、陣痛の段階から痛みをコントロールしていただけました。

お母さんがリラックスすることで、陣痛の波もリズムよく起き(痛みがなくても機械で計測できます)、緊張でガチガチになることを防いでくれます。

緊張でガチガチになると、赤ちゃんの通り道の産道がキューっつと収縮してしまい、結果、赤ちゃんが苦しくなっちゃいます。

必要以上の緊張をほぐし、スムーズな出産を助けることが無痛分娩の一番のメリットかな?と思います。

出産の時間もかなり短縮されます。初産の時で、陣痛起きてから出産まで6時間以内でした。

無痛分娩の麻酔の管理は、かなりの技術を要するかと思います。
陣痛の兆しがわかった時点で(尿検査で予測できます)、背中に麻酔を導入するカテーテルを留置されます。
私はここが、一番の恐怖でした((((;゚Д゚))))

局所麻酔をかけてからなので、チクっとするだけなんですけど、それでも硬膜外カテーテルって怖いです。

蚊がチクっと刺すくらいの痛さと説明されました

お世話になった先生は、たくさんの経験を積んでおられ、周囲の評価もかなり高い先生でした。

患者さんの中には結構多くの女医さんが、自分の出産するクリニックとして選らんで来られてました。
末っ子の出産の時も、前日に出産されたのは、隣の市の救急救命の先生でした。
しかも、出産した翌日には退院されていきました。

まさに、医者の不養生、、、。
それくらい、無痛分娩は体力の消耗もほとんどなく、結構すぐに動けるようになります。

1人目の長男出産では、産道がまだ狭くて辛かったのですが、痛み自体は随分楽でした。

無痛分娩でなければ、余裕で一晩苦しむところだったようです。

2人目の長女の時は、本当にリラックスしてて笑いながら出産できました。

旦那が出産の瞬間を捉えようと、ビデオカメラを用意してたのですが、スルっと出てきて危うく間に合わないところでした。

分娩に体力を使い切ることなく、我が子の産まれる瞬間を家族全員で感動いっぱい迎えることができるのも、無痛分娩のお陰だと思いました。

出産直後の赤ちゃんのお世話も、体力的には大丈夫です。

カンガルーケアをしながら初乳を与えて、ゆったりと感動を味わってから、部屋へ移動しました。

母児同室のクリニックでしたが、長男の時こそ不安はありましたが、それでも二日目、三日目には可愛い我が子との時間を楽しむ余裕も出てきました。

natsu
退院してからの方が不安倍増でした

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まさかの緊急帝王切開でも、無痛分娩の硬膜外麻酔のお陰で万全体制でした

2人目まで、無痛分娩で楽をさせていただいたので、3人目も楽勝だわとリラックスしてたのですが、出産直前の内診の時に、なぜかお腹に戻っていこうとしていたようで、、、

3人目にして、まさかの緊急帝王切開となってしまいました( ;∀;)

無痛分娩の準備で、朝一番に硬膜外に麻酔が入る用意がされてたので、帝王切開に切り替わっても、万全の体制での切腹となりました。

陣痛の痛さを感じることなく、帝王切開できたのは本当に良かったです。

natsu
家族が分娩立ち会おうと車で向かってる最中に帝王切開になりました

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無痛分娩のデメリットは?産科医不足と周囲の偏見や分娩費用について

出産時の体力も、高齢になるにつれて悲しいかな減っていきます。

無痛分娩が増えてきている背景には、高齢出産の影響が大きいかもしれません。
でも、まだまだマイナーな出産方法です。

そして、「お腹を痛めて産まないなんて母性が不足する」という変な偏見もまだまだあります。

さらに、妊娠・出産は病気じゃないという考え方。

確かに、健康じゃないと妊娠も出産も難しいかもしれませんが、若くても、高齢でも出産は命がけです。

出産に医療を持ち込むことへの抵抗も大きいです。

麻酔を使うことや、促進剤、計画分娩なども否定的なことを言われることも多々あります。

どうしても、楽することにマイナーなイメージを持たれるのが、日本人なんでしょうか。

少しでも安全に、気持ちを楽に出産することもできるんだということが広がればいいなぁと思います。

何といっても、無痛分娩には、何といっても麻酔という技術を要します

無痛分娩がもっとメジャーになり、産科の先生のレベルも上がれば、悲しい事故も無くなるだろうなと思います。

「無痛分娩(硬膜外鎮痛分娩)」の実績をしっかりと見極めて、産科を選んでいただきたいと思います。

無痛分娩の気になる分娩費用は?

お世話になったクリニックは、普通分娩も硬膜外鎮痛分娩も、料金は同じ設定になってました。

個人経営のクリニックなので、他と比較は難しいのですが、部屋代を引いたら、50万円もいかないくらいでした。
出産一時金で少し足りないくらいだったかな。

末っ子の時は、帝王切開になったのでもう少し費用が掛かりましたが、生命保険に入ってたのでガッツリ還ってきました。
しかも、1ヶ月くらいは入院してたので、お釣りがくるほどになりました(;'∀')

高齢出産の予定のある方は、早めに生命保険は入っていた方がいいです。

早産のリスクははるかに高いですし、帝王切開になる確率も高いです。
晩婚で、35歳過ぎて妊娠を希望される方は、生命保険しっかり見直ししておいて損はないですよ。

私は、自分で入ってたのと、旦那が会社で団体保険に加入してたので二か所からいただきました( *´艸`)

最後までお読みいただきありがとうございました。

日本産科麻酔学会のサイトが「硬膜外鎮痛分娩(無痛分娩)」について、詳しく書かれています。

http://www.jsoap.com/pompier_painless.html

出産時の一度きりのチャンス!さい帯血バンクについては、こちらの記事に書いてます。

臍帯血プライベートバンクを利用しました|我が家の保管した理由

高齢出産で無痛分娩のまとめ

高齢出産は、体力的にもリスクが高いので無痛分娩で体力を温存しての分娩は産後の育児においてもベストな選択だと思います。

出産への恐怖心を減らし、リラックスした状態で最高のお産に挑めるのは心強いです。

もっともっと、無痛分娩がメジャーな分娩となって安心で安全なお産が増えるといいな。

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  • この記事を書いた人

natsu

夫と子ども3人(小学生、中学生)、実母(老健入所できた!)と暮らす40代後半主婦の『natsu』です。 小さな診療所で、受付事務員やってます。 詳しいプロフィールはこちらから

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